どうも、アサマです。
さて、光の神階英雄ミラが実装されましたね。
今回は、ミラ実装によって飛空城の環境がどう変わるのか?について考えてみたいと思います。
ミラの性能
まず、ミラの性能を見てみたいと思います。ステータスは、基準値で…
HP:41、攻撃:37、速さ:17、守備:40、魔防:37、合計値:172
です。合計値的には、最近の近接歩行とほとんど変わりありません。それどころか、最近実装された闇カムイ(男)の「合計値:177」と比べると、むしろ抑え目の数値です。限界突破で175族になるので、一応、コロシアムの査定用にも使えないことはないですね。
ステータス配分は、鈍足高耐久型ですね。近接歩行で、攻撃の数値が極端に高いわけでもなく、武器効果や専用スキルもサポート特化。さらに、自らは神階効果を受けられないため、前線に立って戦う…という運用は取りづらいところです。ただ、受けはそれなりに強いので、前線部隊が撃ち漏らした敵を受ける壁役としては機能しそうです。
さて、単体性能だけを見ると正直なところ今一つ…という感もありますが、彼女の最大の特徴であり魅力であるのが、「光の神階英雄であり、飛空城環境に適合したスキルを持っていること」でしょう。
まず、彼女の持つ神階効果は「HP+5、守備+5」ということで、守備の底上げ効果を持ちますね。
同じ光の神階英雄のエイルは魔防の、ピアニーは速さの底上げだった事を考えると、例えば、ミラとエイルと同時出撃で、チームメンバーの「守備+5、魔防+5」となり、受け特化戦略を取っている場合には、安定して受けられる可能性が高まりそうです。
そして、武器効果。
非常に広範に攻速守魔+2の恩恵を与えてくれます。受けブレムのお供にも良さそうですし、迅雷の調整用にもひと役買ってくれそうな、秀逸な効果です。
そして、Cには専用スキル「ミラの歯車」。
ギャッラルブルーの実績からも分かるように、補助不可が非常に強力です。しかも、ギャッラブルーと条件が異なり「守備参照」となっています。補助不可対象としたい踊り子やレスト杖キャラは守備が低いことが多く、逃れるのが非常に困難です。これは、再行動で火力を高めてくる防衛に効果が高く、攻城戦略としては、受けブレムとの相性がいいスキルですね。
加えて、ターン制限の延長効果。こちらも、ターン切れを起こしやすい受けブレムとの相性がいいです。これまでにないユニークスキルであり、人によっては待ち望んだスキル…と言うこともできるかもしれません。
ということで、飛空城の攻城における受けブレム強化性能が非常に高いと言えますね。
環境影響
さて、そんなミラですが、どんな環境影響が考えられるか…。
まず、上でも言いましたが、闇防衛において、踊り子の動きをキーにしている防衛、または、レストを起点とした防衛は、配置やスキル、作戦の変更を余儀なくされるでしょう。これまで「補助不可」対策だったHP盛りが通用しなくなるため、補助不可を受ける前提の構成になると思います。
また、受け戦略がとりやすくなる事に対応して、単一キャラ受けだけでは対処しづらい形に、防衛が進化していく可能性があります。これまでの例でいくと、切り込みや救援の行路、疾風迅雷などを利用した後衛撃破の策や、間接騎馬をズラリと並べて、受けの的を一つに絞らせない策…などです。もちろん、新たな戦略も生まれてくる可能性はありますね。
…とまぁ、それはそうなのですが、重要なのは闇防衛の改築だけではありません。このように「ミラの実装を契機に、闇防衛を作り直そう」と思う人がそれなりに居そうだ、という事です。
闇防衛が、上のような方針で改築されることを念頭に、自身の光攻撃チームをそれに対応していくチャンスになるかと思います。場合によっては、ミラ対策を万全にされた事で、別のスキができてくるとも思います。例えば、これまでHPが盛られてて通らなかった嫁フィヨルムの補助不可が、守備盛りに変わって通るようになる…なんてこともあるかもしれませんし、迅雷対策が甘くなる…なんて事もあるかもしれません。
そもそも流行るのか?
さて、ミラが実装された事による影響はそんな感じだと思うんですが、そもそも流行るのか?という点も重要ですね。
で、個人的な意見としては、今回の実装時点では、それほど流行らないんじゃないか、と思ってます。理由は3つあります。
まず1つ目。
・ミラを1体引いたところで、チームに組み込みづらい
はい、これです。
ミラを引いて、レートを維持しつつ、いきなりチームに組み込めるケースは、かなり少ないと言えます。特に、光のエイル、ピアニーは配布キャラなので、送還してない限りは、誰もが1体ずつ所持しているという事情も、それに影響しています。
いきなり組み込めるケースは、こんな感じです。
1. 現在、神階英雄2体使いで、いずれかを無凸で運用している
2. 現在、神階英雄3体使いで、いずれかを無凸で運用している
3.現在、神階英雄2体使いで運用しているが、3体目の神階としてミラを採用する
いきなり組み込める…とは言いましたが、1と2のケースでは、既に使っているキャラを入れ替える必要がありますので、チーム構成に大きく影響してくるでしょう。このため、簡単には変えにくいと思います。
また、3のケースも、フリー枠が狭まるため、これまでとプレイ感が大きく変わります。上位のプレイヤーは神階英雄3体使いが普通なので慣れているかもしれませんが、普通のプレイヤーは2体以下での運用に慣れているでしょうから、やはり簡単には変えにくい…となりそうです。もしこれをやるなら、神階英雄自身がボーナスキャラのシーズンに始めるのが良さそうです。枠がボーナスに取られないため、フリー枠が2枠になります。(ちなみに、今シーズンと次の光シーズンはいずれも該当しますね)
2つ目の理由。
・ミラを複数体引けたとしても、やっぱりチームに組み込みづらい
複数体引けて、限界突破したとしても、仮に神階2体運用を維持しようとした場合、レートを維持するためには、既所持の神階英雄の凸数に追いつく必要が出てきます。
既所持の神階英雄は、これまで何度かピックアップされており、その凸数は、その人の投資スタンスに見合うところまで到達しているはずです。つまり、今回のガチャだけで追いつくのは困難という事です。
ただ、複数体引けた場合、神階2体運用だった人は、神階3体運用に切り替える事で、レートを上げる事が可能になります。実際には、これが最も自然な流れでミラが投入される形ではないでしょうか。
最後に、3つ目の理由。
・上記2つの理由が分かっているから、そもそもミラを積極的に引きに行かない
はい、これです。これまでエイル、ピアニー、ナーガ、オルティナに投資してきた経験者は、実戦投入までにどれだけの道のりがあるのかを知っています。今回のガチャを引き控える理由としては十分だと思います。
以上3つの理由から、ミラはすぐには流行らない、と考えています。もちろん、レートとか関係なく使いたいという人もいるでしょうし、上の理由を乗り越えて集めた人もいるでしょうから、流行らないとは言っても、見るようにはなると思います。
流行るきっかけ
とはいえ、きっかけが無いわけではありません。
目に見えるきっかけとして最も大きなものは、8月末の召喚イベントです。ここで、ミラが再度ピックアップされます。白の同時ピックアップに、現在闇防衛で猛威を振るっているブラミモンドも来ることから、ここで所持率が上がることで実戦投入可能になる…というケースも出てきて、ミラが流行りだす可能性はあります。
また、今後投入される新キャラに、「ミラが居れば簡単に対策になるが、ミラが居ないと強キャラ」が出てくることです。この場合、ミラが仕上がってなかったり、レートが多少下がっても、組み込んでくる可能性が上がります。
あと可能性としては、飛空城の仕様が変わる、というのもあります。近々大きなアップデートが来る可能性もあり、飛空城にテコ入れが入った場合、ミラが非常に優位になる…ということもあり得ますかね。
ということで
直近で一番影響がありそうな気がしているのは、ミラ自体というより、ミラを意識した形に、防衛を変えてくる人が出てくるだろう、という事ですかね。ひょっとすると、脱踊り子のうまい防衛が、どんどん開発されてくるかも…しれないですね。
いずれにしても、環境の変化は割り切って楽しんでいければいいんじゃないかな、と思っています(^ ^)